ガスの安全基礎知識
①都市ガスの種類について
原料や製造方法、発熱量などの違いにより、日本では7種類の都市ガスが使われています。
日本の都市ガスの種類
現在のガスグループ | 平成5年3月以前のガス種 |
---|---|
6A | 6A |
5C | 5C |
L1 | 7C 6B 6C |
L2 | 5A 5B 5AN |
L3 | 4A 4B 4C |
12A | 12A |
13A | 13A |
②当社が供給している都市ガスの種類
当社が供給している都市ガスの種類は13Aです。
都市ガス仕様のガス機器では、ガス種が「13A」と書かれたものしかご使用になれませんので、ご注意ください。
なお、当社はプロパンガスの供給も行っておりますので、お引越しされる場合などでご不明の際は、当社までお問い合わせください。
安全器具と安全装置
ガスを常に安心してお使いいただくための取り組みについてご紹介いたします。
①ガス警報器
ガス漏れ、不完全燃焼、火災をすばやく感知し、ブザーや音声でお知らせます。
②マイコンメーター
マイコンを内蔵した安全機器タイプのガスメーターです。異常時にはガスメーターでガスを止めるため、ガス事故を未然に防ぐ機能をもっています。屋外の供給設備のひとつです。
③立ち消え安全装置
点火ミスや吹きこぼれなどで火が消えるとそれを察知し、自動的にガスがストップします。
④不完全燃焼防止装置
酸素濃度の低下やフィンの詰まりなどで不完全燃焼を起こす前に、ガスを自動的にストップします。
⑤転倒時ガス遮断装置
本体が倒れたり、傾いたりしても、自動的にすばやくガスをストップする機能です。
⑥閉塞時再点火禁止装置
熱交換器の異常な閉塞状態を検知して 強制的にガス機器を使用不可にする装置です。
ガス管について
古くなったガス管の取替えについて
お客さま敷地内のガス配管設備(取引用ガスメーターを除く)は、お客さまの大切な資産です。
お取り替えに必要な費用はお客さまのご負担となります。
ガス機器のご使用とお手入れ方法
①ガスコンロ
バーナー部分が目づまりした状態のまま使用すると、不完全燃焼のもとになります。時々、器具ブラシなどを用いてバーナーのお掃除をお願いします。
②ガス小型湯沸器
熱交換器の目づまりなどが、不完全燃焼の原因になることがあります。時々、上部(防熱板の下)に汚れや詰まりがないかチェックしてください。使用中にたびたび火が消える場合は、販売店に点検・修理(有償)をお申し込みください。
③ガス風呂がま
空だきには十分ご注意ください。ガス風呂がまや浴槽を傷めたり、火災の原因にもなります。また、ガス風呂がまが水につかると故障の原因にもなります。
④フィルターのお掃除
ファンヒーター・FF式暖房機・エアコン・乾燥機などの給気フィルターは、月に1回程度は掃除機などで掃除し、ほこりを取ってください。
(フィルターを外したまま、機器を使用しないでください。機器の故障や火災、不完全燃焼の原因となります。)